開発者としての誇りを持って
人々の命を守る製品づくりに
愚直に向き合う日々
Y.I 2023年入社 技術開発本部 商品開発第三部
大学で培った知識や自分の技術を活かしたモノづくりができる場所

大学では機械工学を専攻。自動車の事故時の衝撃を吸収し、どう緩和するか—といった固体力学の研究を主に行っていました。研究を通じて、人の安全につながる技術に関心を持つようになり、社会に貢献できるモノづくりに携わりたいと考えるようになりました。そこで注目したのがガス警報器です。ガス警報器は当然研究室にも設置されており、普段意識することはなくてもそこになくてはならない身近なものです。事前にガス事故を防ぐ重要なものであるからこそ、社会への貢献度も高い。「自分の知識や技術を活かせるのでは」と考え、他社に目移りすることなくピンポイントで入社を決意しました。
現在は携帯型の産業用ガス警報器の製品開発に携わっています。具体的には、下水道工事などのあらゆる現場や製鉄所、半導体工場といった製造現場、さらには災害時の被災地などで作業員が身につける「携帯式ガス検知器」のことを指します。記憶に新しいところで言えば、万博会場でメタンガスが発生していましたよね。あの際も当社のガス検知器が起用されていました。このように、自分が設計に関わったものが実際に市場に出て活用されていることに大きなやりがいを感じます。まだ製品全体を一から担当した経験はありませんが、将来的には自ら主体となって開発した製品を、世に送り出したいと考えています。
過酷なスペック要求に宿る開発の面白さとやりがいを実感

これまでの仕事で最も印象に残っているのは、新規開発製品のプロジェクトです。従来以上に厳しい品質基準を満たす必要があり、開発に実に2年を要しました。例えば、落下高さについては約2m、IP規格については「IP67や68といった高い防塵・防水性能」など、求められるスペックが飛躍的に上がっています。性能・品質へのあくなき挑戦が、開発者として腕が鳴るところであり、また同時にプレッシャーを感じるところでもあります。流れとしては製品の仕様が決定した後、試作、数々の評価(試験)を経て、量産用金型の製作、再評価を繰り返しながら完成度を高めていきます。
実はこのプロジェクトでは、金型完成後の評価(防水試験)で、浸水が発生してしまいました。金型完成後は形状の修正が難しいため、本来あってはならないミスでした。直接的な原因としては、パッキンの圧力がやや弱かったことが影響したと考えられました。さらに多角的に原因を分析しながら形状の見直しや評価を繰り返しました。防水試験と落下試験には何度取り組んだか覚えていないほどです。苦労も多くありましたが、最終的に求められる仕様へ到達できた時は、ホッと胸を撫で下ろすと共に、大きな達成感を感じましたね。
多角的な視点でモノづくりができるエンジニアを目指して
私が目指しているのは、設計だけでなく製造現場やユーザー視点も理解し、製品全体を見渡しながら判断できる存在です。製品開発は営業部やメンテナンス部、品質管理部など多くの部署との連携によって成り立っているため、幅広い知識や経験が求められます。例えば営業担当者が拾う現場(クライアント)の声では、サイズ感に関する要望が最も多く、より小型軽量化へと、強い期待が寄せられています。ただ、人の命を守るための“安全性”を担保するためにはセンサー、ネジ、パッキン、カバーなどにも高い精度が求められるため、どうしても重く、そして大きくなりやすい。使い手と作り手の間で発生するジレンマを抱えながら、その課題を解決するためにもコミュニケーションを大切にしています。時には開発メンバーで現場へ行き、ユーザーに性能や使い方を直接見てもらいつつ、自分たちも現場の状況を把握できるよう相互理解を深める努力をしていますね。
当社の社是に「自主・自力」があります。指示を待つのではなく、自ら考え行動することを大切にする考え方です。当社では挑戦したいことを自ら発信すると、任せてもらえる機会が多くあります。私自身も常にこの考え方を意識しながら、今後もさまざまな業務に挑戦し続け、より良い製品づくりに貢献できる人材に成長していきたいです。
1日の流れ
08:30
始業、朝礼
09:00
メールチェック、
当日のスケジュール確認
10:00
開発案件の進捗確認
11:00
CADを用いた設計、図面作成
12:00
昼休憩
13:00
社内打ち合わせ、情報共有
14:00
製品の評価・試験
15:00
評価結果の分析、報告書の作成
16:00
翌日の準備、メール対応、進捗整理
17:15
終業






