R.Nさん

ゼロベースの新規開発。
自分の常識を疑うことから
始める、手探りの冒険へ

R.N 2024年入社 技術開発本部 センサ開発部

「水が透明なのはなぜ?」から始まった好奇心。手探りの新規材料に挑む

R.Nさん

小学校の理科の授業で「水は酸素と水素からできている」と知ったあの日から、目に見えない原子・分子のミクロな世界に魅了され続けてきました。「水はなぜ流れるの?」「どうして透明なの?」という尽きない疑問が私の原点になっています。純粋な「知りたい欲」が私を科学の道へと導き、大学院でも電気化学式センサの研究に没頭。就職活動では迷わずガスセンサ業界を目指しました。当社を選んだのは、同じ研究室の先輩が長く活躍していること、そしてインターンで出会った人事の方が「みんなそれぞれ個性があるのがうちの強み」と答えてくれた温かさに惹かれたこと。「ここなら自分らしくいられる」と入社を決めました。

現在はセンサ開発部に所属し、これまでにない新しいセンサの開発に挑んでいます。まだ社内でも実績のない未知の材料を扱うため、評価方法すら手探りの状態です。まさに「正解の見えない冒険」をしているような毎日ですが、四六時中センサのことを考えてしまうほど夢中になっています。日曜日にお風呂に入っているときにふとアイデアが浮かんだり、夢の中でも測定を行っていたり。試行錯誤のすべてが楽しく、毎日が新しい学びに満ちています。

徹底的な「記録」が未来のヒントに。工場で知った「人が作り、人が使う」重み

R.Nさん

新規センサや材料開発を行う中で、私が一番大切にしているのが「記録を残すこと」です。実験の数値はもちろん、その日の室温や湿度、センサを置いた場所や向きまで徹底的にノートに書き留めます。ほんの少しの環境変化で、センサの性能は驚くほど変わってしまうからです。現在、波形やイラストを描き込むラボノートは2冊目、雑談の中のヒントやアイデアを書き留める雑メモノートは6冊目に突入しました。 どんなに些細なことでも文字に残す几帳面な姿勢は、開発の大切な根底になっています。

どんな些細なことにも目を向け記録する-この姿勢が、ある製品化に向けた大規模な評価プロジェクトでも役に立ちました。短い期間で300台、24項目もの試験を他部署と連携して進める過酷な現場でした。開発担当として初めて工場の製造ラインに立ち会った際、製造作業者が「この部材は取りにくい、ミスの原因になる」と呟いた声にハッとさせられました。「ただ優れた性能のものを作ればいい」のではない。実際に「人が作り、人が使っていく」からこそ、製造しやすい設計でなければ製品として成り立たないのだと気づかされたのです。この立ち合い経験を経て、視野がぐっと広がり、普段の試作でも「作り手」の目線を強く意識するようになりました。

「無意識の信頼」に応えるために。
人の命を預かる、誇り高き保安機器開発

2026年春、毒ガス系センサを開発する身として「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」の資格を取得しました。その講習現場で、安全性確認のために当社のガス検知器が当たり前のように紹介されているのを目にしたんです。現場の方々が「私たちの作る機器を信頼し、命を預けてくれている」という事実を肌で感じ、強い責任感と使命感が胸に刻まれました。その信頼はきっと、誰もが深く意識することすらないほど、日常に溶け込んだ当たり前の安心感。私たちはその「無意識の信頼」に応え続けなければならないのだと、背筋が伸びる想いでした。

この仕事に対する誇りは、プライベートの場でも実感しています。沖縄の実家に当社製品の一酸化炭素検知機能付き火災警報器『PLUSCO』を贈ったところ、父の生活態度が変わりました。この警報器は熱中症になりやすい環境を注意喚起する機能がついており、普段エアコンをつけずに過ごしがちだった父が、製品のアナウンスを聞いてこまめに水分を摂るようになったそうです。自分の開発した製品でなくても、自社の技術が誰かの大切な人の命を確かに守っている。そのやりがいは何物にも代えがたいものです。私は現在、オンの日は全力で開発に取り組み、オフの日は思い立って弾丸旅行へ出かけるというメリハリあるライフスタイルを楽しんでいます。充実した毎日を送りながら、これからも人の命を支える挑戦を続けていきたいと思います。

R.Nさん

1日の流れ

08:50

朝礼後、メールと一日のスケジュールを確認。

09:00

試験

試験では、試作品のガス測定だけでなく、材料の状態を調べるための電気化学的な試験も
しています。

11:30

お昼休憩

12:15

雑務

試験で使う備品の発注や、日頃使う作業机の清掃を行っています。

13:00

グループミーティング

週1回、担当している開発テーマの進捗状況の報告や、意見交換を行います。

16:00

試作準備

センサの試作に向けて部材の準備をするだけでなく、測定のための環境づくりもしています。

17:00

事務作業

測定データの整理や報告資料の作成を行います。

18:00

退勤

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