世界中のご家庭に安心を
お届けするために

日本で生まれた家庭用ガス警報器

1960年代、日本の一般家庭にガスが普及するとともにガス事故が多く発生していました。そのような中、ガスセンサの研究開発に取り組んでいた新コスモス電機は、ガス事故から命や財産を守りたいという想いで、世界で初めての家庭用ガス警報器を開発しました。それから半世紀以上が経ち、日本で生まれた技術が、今では世界中の様々なご家庭で人々の安心を見守っています。

世界中で
未だ多くの犠牲者を出す
ガス爆発事故を防ぐため

世界中で注目を集める
家庭用ガス警報器

日本では、ガス警報器を含む様々な安全器具が多くの家庭に普及し、ガス事故は大幅に減りました。一方で、世界では未だ多くのガス爆発事故が起こっています。例えば、アメリカやヨーロッパでは、ガス配管の老朽化により住居エリアでのガス爆発事故が深刻な問題になっています。また、開発途上国ではLPガスの普及が進む中、ガスに対する知識不足や安全対策不足によるガス事故が増加しています。そのような背景から、日本で生まれた家庭用ガス警報器が今、世界中で注目を集めています。

コンマ1ミリの
微細加工技術が
可能にすること

MEMS技術により誕生した
電池式ガス警報器

MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)は、半導体製造で用いられる微細加工技術です。従来、都市ガスやLPガスといった可燃性ガスを検知するガスセンサは消費電力が大きく、5年間ノーメンテナンスで使用される家庭用ガス警報器はAC電源が必須でした。この度、MEMS技術を用いて従来品の約1/500の体積を実現したMEMS-CHセンサにより1/600の消費電力(当社従来比)を実現し、電池で駆動するガス警報器の開発に成功しました。この画期的な製品が、ガス警報器の海外展開を加速させています。

MEMSセンサのセンサ素子は0.1mm四方で、体積1/500、消費電力1/600(当社従来比)を実現

アメリカ市場における
家庭用ガス警報器の動き

NYのエネルギー事業者
Con Edisonが当社の
電池式ガス警報器を採用

ガス爆発事故が深刻な問題となるアメリカにおいて、現在家庭用ガス警報器の普及が進んでいます。NYのエネルギー事業者であるCon Edisonが、設置のしやすさと長寿命を叶えた当社の電池式ガス警報器に着目し、2019年に採用を開始。すでにNYで1000件以上のガス漏れを検知し、深刻なガス漏れを見つけるなどガス爆発事故防止に貢献しています。現在、アメリカ全土およびヨーロッパを見据え、電池式ガス警報器の普及促進を進めています。