当社は「世界中のガス事故をなくす」という大きな目標の実現に向け、グローバルな視点で独自のガスセンサ技術を活かした商品の展開を推し進めています。
2026年3月期の成果については、「中期経営計画2025-2027」の初年度として、投資の収益化を図る「展開」と、将来の基盤を作る「拡張」を推進いたしました。「展開」では、主に北米向け電池式メタン警報器の市場拡大に注力し、「拡張」では主に欧州を中心としたカーボンニュートラル市場の基盤づくりや電池式LPガス警報器の開発を進めました。その結果、売上高は500億9,100万円で前期比18.8%増、営業利益は73億5,100万円で前期比42.6%増となり大幅な増収増益を達成しました。海外売上高比率も51.8%で前期比5.6ポイント増となり、中期経営計画の目標に向け順調に進捗しています。なお、経常利益は79億2,100万円で前期比45.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益は52億800万円で前期比54.2%増となりました。
2027年3月期の業績予想については、北米の電池式メタン警報器は前期と比較して厳しい予想としている一方、中国をはじめとする半導体市場の回復が予想されることから、前期比1.8%増の510億円を予想しています。営業利益については、資材価格の高騰、人件費の増加、減価償却費の増加、物価水準上昇の影響から、前期比18.4%減の60億円を予想しています。
当社は安定的かつ継続的な配当を基本方針とし、中期経営計画の最終年度に配当性向30%を掲げています。2026年3月期の期末配当金は、1株あたり95円といたしました。また2027年3月期の期末配当についても、同額の95円を予想しています。
中期経営計画の2年目となる2027年3月期も各施策を継続・加速させます。北米の電池式メタン警報器市場は、各州での設置義務化の動きにより短期的には調整局面を迎える可能性もございますが、中長期的には持続的な成長軌道を描けるものと確信しております。また、生成AIやデータセンター関連で需要が高まる半導体市場での営業強化、および欧州をはじめとしたカーボンニュートラル市場における認知拡大にも注力いたします。「世界中のガス事故をなくす」という大目標に向け、全社一丸となって邁進してまいります。皆様の変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
2026年6月