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トレーサビリティと校正について

携帯用ガス検知器・定置式ガス検知警報装置は「命を守る保安機器」です。
その校正には相当の校正設備が必要で、また校正作業者はガスの性質を熟知した上でガスを取り扱い、機器の性能を担保することが求められます。

新コスモス電機における『校正』とは

校正の必要性は、『命を守る保安機器』という位置付けにより、ISO9001の要求を満たす目的だけでなく、自社製品の品質や仕様の確保と保全のためにも必要であり、 校正には機器を調整して誤差を修正することを含みます。
ガス検知警報装置およびガス検知器に搭載しているガスセンサは、測定環境の影響や経年劣化等により誤差が生ずることがあります。
その誤差が測定精度に影響しないことを確認するために校正する必要があります。
(※計量法等に規定する「計量器の校正」の定義には「調整作業」は含まれておりません。)

携帯用ガス検知器・定置式ガス検知警報装置のトレース

携帯用ガス検知器・定置式ガス検知警報装置は、計量法に基づく第3社機関による校正事業およびトレーサビリティ制度がありません。それは、携帯用ガス検知器・定置式ガス検知警報装置が「計量法」に規定する「計量器」に該当していないためです。
携帯用ガス検知器・定置式ガス検知警報装置の校正にはガスを使用しますが、そのガス自体が「JCSS証明書」※1が発行されないものがほとんどであるため、「国家標準」までのトレースをとれるものではありません。そのため、ガスにより校正される携帯用ガス検知器・定置式ガス検知警報装置は国際計量標準化されておりません。
つまり、携帯用ガス検知器・定置式ガス検知警報装置のトレーサビリティ体系については、「使用するガスボンベ」の精度に依存してきますので、公の計量機関に委託するというシステムは無く、ガス検知警報器メーカーに委ねられております。
※1 詳しくは下記用語集を参照ください。

JIS Z 8103:2000 のJIS計測用語の定義
『計器又は測定系の示す値、若しくは実量器又は標準物質の表す値と、標準によって実現される値との間の関係を確定する一連の作業。「 校正には,計器を調整して誤差を修正することは含まない」』と定義しています。
計量法に規定する「計量器の校正」の定義
『その計量器の表示する物象の状態の量と(中略)標準となる特定の物象の状態の量との差を測定することをいう』とされており、その差を最小とするための調整は含んでいません。
ISO9001の観点
『監視機器および測定機器の管理』"定められた間隔又は使用前に、国際又は国家計量標準にトレース可能な計量標準に照らして校正又は検証する"となっています。

新コスモス電機のトレーサビリティについて

お客様からご依頼いただいた場合、以下の資料3点セットでご用意させていただきます。この3点が、審査機関等が発行する「校正証明書」を補完するものです。

  • トレーサビリティ証明書
  • トレーサビリティ体系図
  • 検査成績書

※新規ご購入時と点検時で成績書は異なります。

用語集

・トレーサビリティとは
トレーサビリティとは一般的に「測定結果が、国際又は国家標準のような適切な標準に対して切れ目のない比較の連鎖によって関連付けられる」ことを指しています。つまり、現場における測定結果が国家標準にトレースできることを意味します。
(JISZ8103:2000計測用語より引用)
・JCSS(Japan Calibration Service System)
計量法に基づく日本の校正事業者登録(認定)制度。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が所轄しています。
・トレーサビリティ証明書

製品または(および)製品に使用した検査設備機器と国家標準とのつながりを証明する文書をいいます。

トレーサビリティ証明書「様式サンプル」
・トレーサビリティ体系図
トレーサビリティ証明書、または(および)校正証明書を補足、または具体的に説明するためのトレーサビリティ体系をあらわした文書をいいます。
・検査成績書

検査時の製品および検査設備機器の検査/試験または(および)校正結果を記した文書をいいます。

検査成績書サンプル
・校正証明書
製品または(および)製品に使用した検査設備機器が、定められた基準(ISO-9001の工程管理基準または設備の校正基準)に基づき校正されていることを証明する文書をいいます。
※当社では発行していません。
・試験成績表、点検報告書

既納品の点検作業時の製品および検査設備機器の検査/試験または(および)校正結果を記した文書をいいます。

GA「試験成績書」様式サンプル

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