ニュースリリース

水素センサ「μ-CSセンサ」を開発いたしました。

2008/2/25 リリース

新コスモス電機株式会社(JASDAQ上場:証券コード6824、住所:大阪市淀川区三津屋中2-5-4、TEL:06-6308-3111、社長:重盛徹志、資本金:14億6000万円)は、起動時間・水素応答時間ともに1秒以下で、苛酷な環境下で長期間使用しても性能が劣化せず、さらに振動衝撃への耐久性のある水素センサを開発しました。今後、車載用にモジュール化し自動車メーカーを中心にPRをしていきます。

<開発の経緯>

水素燃料電池自動車の開発が活発化する中で、万が一の水素漏洩をいち早く検知する水素センサには、これまで以上の高い性能が要求されています。
具体的には、センサが起動に要する時間が短く、水素に対して迅速(1秒以内)に応答し、苛酷な環境下で長期間使用しても性能が劣化しないこと、さらに振動衝撃に耐える堅牢な構造であることが求められていますが、これら高度な要求性能を全て満たす水素センサは未だに実用化されていません。

当社がこの度開発したセンサ「μ‐CSセンサ」は接触燃焼式と呼ばれる方式で、白金線コイルに貴金属触媒を担持したセラミックスを球状に塗布して焼結させた構造のものです。白金線コイルに電流を流して触媒を300℃以上に加熱し、水素の触媒燃焼(接触燃焼)に伴う反応熱を白金線コイルの電気抵抗値の変化として捉える方式で、ガスの燃焼熱はガス濃度に比例するため、結果ガス濃度に比例したセンサ出力が得られるという特長があります。
接触燃焼式ガスセンサは、従来から可燃性ガスの検知器や警報器に利用され多くの実績がありますが、起動時間と応答速度(飽和出力の90%に達する応答時間)に5秒程度の時間が必要でした。今回開発したセンサは、白金線のマイクロヒータコイルを用いて感応部のサイズを従来の45分の1(体積比)にまで小型化することで、起動時間・水素応答時間ともに1秒以下を実現し、消費電力も従来の4分の1以下の70mW以下にまで省電力化しました。しかも周囲環境の影響も受けにくく-30~100℃の範囲で使用でき、苛酷な環境下でも性能が劣化しないことを社内評価で確認しています。特に有機シリコーンによる被毒の耐性については、触媒の改良により大幅に改善されています。
マイクロヒータコイルの製造は、これまでのガスセンサの開発で培った当社の独自技術によるもので、LPGバルク市場向けの電池式警報器用の熱線型半導体式センサですでに実用化しており、これまでに累計6万台の出荷実績があり、今回の「μ-CSセンサ」は、このマイクロヒータコイルの技術を接触燃焼式センサにも応用したものです。

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