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新コスモス電機 地域住民参加の津波避難訓練を初開催しました
阪神・淡路大震災から30年 地域住民と従業員の安全確保に向けての取り組みです
「世界中のガス事故をなくす」を大目標に掲げるガス警報器・検知器メーカーの新コスモス電機株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:髙橋良典)は、12月3日(水)津波避難ビルに指定されている当社淀川工場にて、地域住民参加の津波避難訓練を初めて実施しました。

大阪府に大規模な地震が発生し、津波警報が発報されたと想定した訓練で、淀川区役所職員や町内会長、福祉施設関係、地域住民など58名と当社従業員122名、合計180名が参加しました。
地域住民参加の訓練を実施した背景と目的
淀川工場前で集合する地域住民の皆様
2025年1月に開所した新コスモス電機 淀川工場は、近隣のエリアに津波避難ビルが少ないこと、また長年お世話になっている地域の方へ恩返しができればと考え、大阪市に申請をし津波避難ビルに指定されました。本訓練は、津波避難ビルに指定されてから初の実施であり、実際の避難動線や収容能力の確認、住民誘導方法の検証を行うことで、今後災害時に迅速かつ安全に地域住民を受け入れられる体制構築を図ります。
津波避難訓練開催の概要

| 日時 | 2025年12月3日(水) |
| 会場 | 新コスモス電機(株) 淀川工場(津波避難ビル指定施設) |
| 対象 | 地域住民の皆様/当社従業員 |
| 主な訓練内容 | ・津波避難ビルへの避難誘導・避難場所(6階)への避難 ・淀川区役所、ALSOK株式会社(警備会社)による講評 ・大阪市淀川区社会福祉協議会よりエアーストレッチャーの紹介 |
| 主催 | 新コスモス電機株式会社 |
| 協力 | ALSOK株式会社 |
講評
淀川区役所 市民協働課 友澤 様
淀川区役所
津波避難ビルとして指定されていても、実際入り口の場所などわからない住民の方々が多いと思います。このように民間企業と地域住民の連携を強めて訓練を行うことはよい取り組みだと思いますし、行政としてはモデルケースとして他の地域へ広めたいと考えます。
ALSOK近畿株式会社 川邉 様
ALSOK株式会社
1階から6階まで、階段での避難に要した時間は約3分でした。地域住民の皆さま、ならびに従業員の皆さまが非常に落ち着いて行動されていた点がとても評価できます。東日本大震災では津波により多くの方が犠牲になりました。この津波避難ビルの機能を活かし、日頃から訓練を重ねることで、有事に備えていきましょう。
参加した地域住民の声

・企業からの発信でこのような地域参加型の訓練はなかなか実施されることがなく良い機会でした。
・最近は火災のニュースも多く災害が起こったら怖いなと思っていたので、参加しました。
・この周辺は地盤が弱く、前から津波が来た時に不安に思っていましたのでこのような取り組みはありがたいです。
・新コスモス電機さんが中心となって淀川区の他の企業さんと連携し、このような災害対策への取り組みを実施していただければと思います。
新コスモス電機は地域と連携し、継続して訓練を行っていきます
取締役 上席執行役員 山田 芳穂
当社は保安機器を扱うメーカーとして『安全・安心・快適な環境創り』を使命に、日頃から製品開発と地域貢献に取り組んでおります。本日実施した津波避難訓練は重要な取り組みのひとつであり、地域の皆さまを受け入れる津波避難ビルとしての体制を、実践的に確認する貴重な機会となりました。
訓練は一度で完了するものではなく、継続して実施することが何より大切です。私たちは今後も定期的に訓練を重ねることで、実施ごとに課題を洗い出し、有事の際に確実に地域を守れる体制を構築してまいります。最後になりますが、本訓練にご参加・ご協力いただいた地域の皆さま、協力団体の方々に心より感謝申し上げます。今後も地域の安全確保に全力で取り組んでまいります。