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大阪ガスネットワーク株式会社と共同開発 「校正点検」機能で点検にかかる手間とコストを削減 ガス検知器検査装置「Xai STATION Ⅱ」を開発
「世界中のガス事故をなくす」を大目標に掲げるガス警報器・検知器メーカーの新コスモス電機株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:髙橋良典)は、旧機種から大幅リニューアルし、「校正点検」機能でガス検知器の点検に掛かるコストと手間を削減するガス検知器検査装置「Xai STATION Ⅱ」を大阪ガスネットワーク株式会社と共同開発しました。8月に大阪ガス株式会社向けに先行発売します。
開発の経緯
ガス事業者では数多くのガス検知器を保有しており、開栓時やガス機器の点検の際に使用されています。当社の「可燃性ガス探知器XP-702Ⅲai」をはじめとしたガス検知器は、全国のガス事業者様で歴代シリーズから長年にわたりお役立ていただいています。それらのガス検知器は、始業前の日常点検に加え、メーカー等の専門技術者により校正等を行う定期点検を実施することで、保安機器としての性能を維持することができます。
当社は2017年にガス検知器の日常点検を行う検査装置「Xai STATION」を発売し、日常点検の均質化と効率化にお役立ていただいてきました。この度、さらにバージョンアップさせた新モデル「Xai STATIONⅡ」を大阪ガスネットワーク株式会社様と共同で開発しました。すでに多くのガス事業者様にご使用いただいているXP-702ⅢaiやXP-707Ⅲaiをそのままお使いいただけるため、検知器を買い替える必要がなくご使用いただけます。
ガス検知器検査装置 Xai STATION II
※写真は4スロット接続時/ガスボンベは別売
多くのガス事業者で採用
可燃性ガス探知器 XP-702Ⅲai
進化のポイント①ワンタッチで校正点検ができる ※XP-702Ⅲai
新モデルのXai STATIONⅡは、従来の日常点検を自動的に行う機能に加え、センサの感度やポンプ流量値の校正を行う校正点検の機能を新たに追加しました。従来はメーカー等に機器を送り専門技術者が校正を行う必要がありましたが、これを自社内で実施することができ、校正点検にかかる手間とコストを削減することが可能となります。
※センサやポンプなどの部品交換の必要性がある場合、メーカーでの修理が必要です
日常点検の動作時間を従来品比約60%削減
従来品と同様、対応するガス検知器(可燃性ガス探知器XP-702Ⅲai、カート式ガス検知器XP-707Ⅲai)の日常点検を行うことができます。検知器を本体に接続するだけで、ガスをかけて行う警報性能の確認、機器の気密性確認、流量確認といった日常点検を自動的に行い、日常点検の均質化・効率化を実現します。
新モデルは、本体でガスの希釈を行わず、既成のガスボンベのガスをそのまま使うことで、従来品よりも日常点検の点検動作時間が約60%削減し、一台につき約30秒であっという間に完了します(XP-702Ⅲai 1台の場合)。また点検ガス代も削減します。点検の記録はネットワーク機能で専用サーバーに蓄積され、記録の閲覧が簡単に行えます。
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ガス検知器検査装置 Xai STATION II