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新コスモス電機 国内初*IIBT3分類エリア対応防爆ファン付きウェアを発売

防爆エリアでの熱中症をゼロにしたいという想いで開発した新製品

「世界中のガス事故をなくす」を大目標に掲げる新コスモス電機株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:髙橋良典)は、国内初*の防爆ファン付きウェア「AIR FLOW PRO(エア フロ― プロ)」を開発、2025年6月24日より発売します。

開発の経緯

厚生労働省によると、2024年の職場の熱中症による死傷者(死亡および休業4日以上)は、1257人(前年比151人、約14%増)で過去最多。 全体の4割が建設業と製造業で発生しており、深刻化しています。また、2025年5月20日に公布された労働安全衛生規則の改正により、「職場における熱中症予防基本対策要綱」を定め、熱中症予防対策の一層の推進を図ることとなり、同年6月1日より施行されました。事業者は、職場環境や作業者の服装などの管理に努める必要があります。

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職場における熱中症予防基本対策要綱(抜粋)
第2 熱中症予防対策
2 作業管理
(4)服装等
熱を吸収し、または保熱しやすい服装は避け、透湿性および通気性の良い服装を着用させること。また、これらの機能を持つ身体を冷却する服の着用も望ましいこと。なお、直射日光下では通気性の良い帽子等を着用させること。

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新コスモス電機は、65年以上にわたる安全・安心・快適な環境作りへの熱意とガス検知器の開発で培った防爆設計技術を活かすことで防爆エリアの熱中症防止に貢献できると考え、防爆ファン付きウェア「AIR FLOW PRO」を開発しました。

防爆ファン付きウェア「AIR FLOW PRO」

「AIR FLOW PRO」の特長

1.国内初*IIBT3分類エリアで使用可能

ファンとバッテリーユニットは防爆仕様。新コスモス電機は約50年にわたり、国内外向けに300機種以上の防爆機器を開発した実績があり安心してお使いいただけます。

防爆機器とは
石油精製・石油化学・化学プラントなど、常に可燃性ガス(爆発性ガス)が発生しているまたは発生する恐れのある場所で、機器そのものが発火元となって爆発事故を起こさないように作られた機器です。
防爆にはいくつかの分類があり、適用する危険箇所や可燃性ガスの種類が異なります。

防爆構造 Ex Ib IIB T3 Gb
「AIR FLOW PRO」は、「通常の状態において爆発性雰囲気がしばしば発生する可能性のある場所」と位置付けられるゾーン1(第一類危険箇所)でもファンやバッテリーユニットが発火元とならない構造です。また、IIB T3分類に対応したことで、これまで防爆ファン付きウェアを使用できなかった一酸化炭素、エタノール、エチレン、エチレンオキシド等を使用している化学プラント等(ゾーン1のエリア)でも使用することができます。

2.小型・軽量化、連続動作時間8時間を実現

バッテリーユニットは小型かつ約200gと軽量で、重さの負担を軽減しました。1台のバッテリーで2台のファンを同時駆動することが可能。さらに、一度の充電で連続動作時間8時間を実現し、バッテリー切れの心配もありません。

ファンとバッテリーユニット

3.通気性抜群の高機能ウェア

肩や背中周りの立体構造は当社独自。効率的に気化熱を排出し、ウェア内に涼しい空気を確保できる構造です。

◎商品の詳細情報はこちら>>防爆ファン付きウェア「AIR FLOW PRO」