異常発熱監視システム CAN熱くん 電気品メカニズム
端子台ボルトの締め付けトルクの違いによる発熱実験
下の実験では、締め付けトルクが10N・mの時と比較し、1N・mの時では発熱量が約20W多く、端子部の温度がほぼ倍になっています。このように、ボルトが緩んでいる時には、しっかり締まっている時より発熱量が多く、温度が上昇することがわかります。
【委託先/財団法人電気安全環境研究所(JET)2006/8】
通電電流
(A)
締め付け
トルク
(N・m)
端子部温度
(℃)
接続端子間
電圧降下
(mV)
周囲温度
(℃)
接触抵抗
(mΩ)
発熱量
(W)
200
10
52.0
20.5
30.5
0.103
4.1
200
1
101.5
127.0
30.5
0.508
25.4
実験条件
・温度測定箇所  ボルト下部
・使用端子台   M10ボルト、200A MAX
・電線      100mm²
・電流      200A
・締め付けトルク 1N・m及び10N・m
受配電盤の事故・障害要因
受配電盤の事故や障害の要因である焼損・過熱・溶損をCAN熱くんで防ぐことができます。
【出典:(社)日本電機工業会「長期使用受変電設備の信頼性の考察」】
     
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